骨盤の歪みのメカニズムを知っておきましょう!
骨盤の歪みについて
骨盤には正しい位置があり、その正しい位置にないと不具合が生じます。
骨盤は身体の要。上半身と下半身をつなぐ部分であり、内蔵を受けています。
また男性と女性では形状は異なり女性の骨盤は横幅が広く柔軟性に優れた構造をしています。それは赤ちゃんをお腹の中で育てるように適応できるようになどその反面骨盤の歪みが起きやすいのも特徴です。
骨盤の歪みが引き起こす症状
肩こり、腰痛、頭痛、首痛、膝痛
冷え性、便秘、下痢、むくみ、肌荒れ
睡眠障害、胃下垂、下腹が出る
O脚、X脚、XO脚
ひどい生理痛 PMS症候群
代謝の低下、心の不調、自律神経失調症など
骨盤の歪みから連鎖的に頚椎、胸椎、腰椎、肩甲骨、膝、足裏なども歪みが引き起こされるため万病の元となる。
骨盤の歪みの4つのタイプ
骨盤の歪みには4つのタイプがあります。
前傾タイプ
骨盤が前傾することにより胸とお尻が突き出た状態になりやすく、一見姿勢が良いように見えますが、腰が反ることによって腰に負担がかかるのが特徴です。
常に腰に負担がかかるため、神経を圧迫しやすく太ももが張りやすい。
ハイヒールを良く履く人などは前重心となり骨盤が前傾になるイメージです。
日本人女性の約70%が前傾であるといわれており、加齢や産後、腹筋の弱体化などが原因とされています。
後傾タイプ
前傾タイプとは逆で上半身が後方へ下がる状態になるために背中を丸めて頭を前に突き出す姿勢になることでバランスをとります。
猫背、垂れ尻、垂れ胸の原因にもなり、筋肉の弱い人、加齢に多い特徴です。
最近ではデスクワーク、スマホやタブレットの使用時間が長いのも大きな原因の1つでしょう。
膝への負担、肩こりなどで悩む方が多いです。
骨盤の開きタイプ
骨盤が開いて歪んでしまっている状態では下半身太り、O脚になりやすい。
産後に良く出やすく、出産後は少しずつ元に戻りますが悪い姿勢などで開きっぱなしになることも。
足を組む、あぐらをかくなどが骨盤が開きやすくなる大きな原因です。
骨盤の左右傾きタイプ
左右の筋バランスの差が大きい場合に多く見受けられます。
片側に重心がかかりやすく、筋肉の付き方、大きさ、硬さが左右で大きく違いが出ます。
片側だけ痛みが出たり、片側だけ疲れたりする特徴があります。
骨盤が歪む原因
加齢や産後、運動不足による筋力の低下などで骨盤周りの筋肉が弱ってる。もしくは硬くなりすぎている。
足を組んだりあぐらをよくする。
日常ハイヒールを履いていることが多い。
かばんや荷物などをいつも同じ方ばかりで持ってしまう。
うつ伏せで寝ることが多い。
寝具があっていない。(硬さ、硬すぎる、柔らかすぎる。高さ、低すぎる、高すぎる)
横向きで寝るときに同じ方向ばかりで寝てしまう。
身体を左右のどちらかにかけてしまう。など
盤の歪みは治る?
骨盤の歪みは治ります!ですが骨盤が歪むと他の骨格、今回はわかりやすく説明しますと頭蓋骨、背骨(頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨)肋骨、肘、膝、肩関節、大転子、膝なども歪みを作ってしまいます。身体の歪みが少なく、短期的であれば歪みの解消は早いです。
身体の歪みが多く、長期的であれば少し時間は必用となります。骨盤以外の調整もしなければ解消されません。ご自身の身体の状態はなんとなくでも知っておかなければ歪みの原因は、無意識的に作ってしまうので予防とケアはしていかなければなりません。
セルフケアにつきましては別な記事でご紹介します。
骨盤のお悩み以外でもお身体の気になる場所がある方はお早めにご相談いただければと思います。