「加齢が原因です!」と決めつけるやつはヤブ医者
身体の調子が悪く心配になり病院を受診するケースは誰にでもあることです。
ですがどんなに調子が悪く、辛さを訴えても
「検査をした結果どこも異常はありません。加齢によるものだと思います。一応薬は出しておきます。」などなど
薬を処方されそれを服用しても一向に辛さは収まらず、別な病院に行って同じことを繰り返して異常が無いとどこへ行っても同じことを言われてしまうって患者様は非常に多いです。
血液検査、CT,MRIなど医療の技術が向上しているのに何故何も見つからないのでしょうか?
身体の調子が悪いのに異常無いです。薬出します。自分専門じゃないから他の科を受診してください。歳だからしょうがないよ。
加齢については少しずつ機能は弱まっていき、筋力の低下などあるのは否定しませんが、そこまで筋力が落ちていないのに筋トレしなさい!食生活がそこまで乱れてないのにあれをもっと抜きなさい、これを食べてください。など何も根拠なくそれっぽい事を言って押し付ける医者がうちのお店に来るお客様の声で非常に多いです。
正直なところ原因って複数ありそれも複雑に絡み合っているものなので原因が1つというケースは非常に稀です。
わたしの臨床経験からすると加齢は二次的要因、三次的要因の位置づけです。
高齢者(70~80代の方)などでも肩こり、腰痛、不眠、食欲減退、尿トラブル、歩行困難、耳鳴り、便秘、下痢などなど沢山の不調を訴えながらも1年経過した時に以前よりも身体の調子が良いという方は沢山いらっしゃいます。
もしも加齢が原因で身体の不調が増えていく理論があるのであれば全員が1年経つごとに身体は少しずつ弱くなっていくものだと思います。
身体の調子が悪ければ気持ちも下向きになり気力も減退します。
気持ちが減退すれば身体も不活性状態で元気な状態から遠く離れて行ってしまいます。
それに加え「あんた歳だからもうしょうがないよ!」(余計にヘコムはボケ)
大抵の人は気分を害し医者を睨みつけたりもあるみたいですが、よくある相談で
「先生、わたしってもう歳老いてるのでもうどうしようもないんですかね・・・・・」
「歳とったので以前より体力も気力もありません・・・・・」
などネガティブな方が多かったりします。
誰でも歳はとりますが、大事なのは実年齢より身体の年齢。
老化現象というのは存在しますが歳を重ねていく=老化現象ではありません
身体が傷つき、どんどんと身体の機能が弱くなっていくものだと考えます。
実際のところ30~40代の比較的若い世代でも体力や気力の減退が進み高齢の方並みにボロボロな人もいます。
逆にかなりご高齢の方でも元気いっぱいで凄いな~と感心させられることも多々あります。
なので診断されたときに加齢です!しか言わない医者はヤブ医者です。
ちゃんと問診、視診、検査、適切にできていますか?
その方へ対しての直接的な原因を見つけそれに対してのアドバイスができていますか?
もしも見立てがあっていて、適切なアドバイスができていれば身体は良い方向へ進み通院のペースも減っていくでしょう。
何年もかかりつけで同じペースで感覚を開けられない人もいますが現状維持か無理な通院をさせられているかもしれません。
歳だからしょうがないと落ち込んでいても何も解決はしません。必ず原因というものが存在します。
あとは無責任にそれはもう治りませんし手術しかないですとか無理に進める医者も多いですが、普通に改善、治療ができるものも結構ありますので全てを鵜呑みにしないように気をつけてください。